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「ドナペディアンモデル」によるチームワークの評価(その2)

前回「その1」で触れた、「拡散的/収束的思考」ですが、今回は「創造性活動」の大きさとの関連について述べていきます。

 

4つのチームに関して、各チームメンバー1人ひとりの「拡散的/収束的思考」のバラつきを可視化して、観察される「創造性活動」の大きさとの関連を分析します。

上記グラフは、全体のバラツキを見るもので、主に真ん中の50%がどのように分布しているかを見るものです。

 

《上記グラフの分析》

  1. DとXは、ZとMに比べて、全体の真ん中の50%は低い位置にある。
  2. DとXは、ZとMに比べて、真ん中の50%は幅広く分布している。
  3. DとXは、拡散的思考度が、50%ライン周辺にバランスよく分布している。

《まとめ》

  • メンバーの50%の拡散的思考度が幅広くバラついていれば、創造性活動が大きくなる可能性がある。(DとX)
  • ボリュームゾーン50%のバランスがよければ(真ん中が50%周辺)、創造性活動が大きくなる可能性がある。(特にX)